マサガードS
1. 塩害対策として特に有効
2. 主成分はリチウムとシランの2液混合
3. コンクリート構造物劣化中性化抑制及び止水効果
4. 劣化コンクリート構造物への防水
5. 撥水作用あり
● 遮水層が構造物をしっかりとまもる。
マサガードSは、塗布後速やかに浸透し、コンクリートの表層に無機高分子ケイ酸化合物(RSiO2)からなる超撥水層を形成します。同時に、内部に深く浸透しアルカリ物質が緻密な吸水防止層を形成します。
このように超撥水層と吸水防止層からなる遮水層は、コンクリートの通気性を妨げることなく、鉄筋コンクリート構造物の主な劣化要因である水や劣化促進物質(塩化物イオン、二酸化炭素、菌類など)の侵入を防止します。
● だから、構造物の長寿命化に貢献できる。
マサガードSはコンクリート内部に深く浸透し、表面と内側から構造物を保護します。科学的に安定した成分のため、長期間にわたって効果が持続し、塗布面の対候性増進にも寄与します。
マサガード
1. 寒冷地におけるコンクリート構造物凍結融解防止剤
2. 主成分はリチウム
3. コンクリート構造物補修箇所の下地材
4. コンクリート構造物劣化中性化抑制剤
● 凍害(凍結融解)からコンクリートをまもる
寒冷地におけるコンクリートは、当該対策が不可欠です。特に、最低気温がマイナス3度を下回り、最高気温が5度を上回る環境においては、凍結融解作用により躯体表面の脆弱化が急速に進行するおそれがあります。
コンクリート表面のみを保護するタイプの撥水材を用いると、表層近くの内部で水分が凍結融解を繰り返し、かえってコンクリート爆裂の原因となる場合があります。マサガードはコンクリート内部に深く浸透し、コンクリート内部を密にすることから、表面からの水の侵入を防ぐだけではなく内部の余剰水を排出しコンクリートを凍害からまもります。
マサガードM
1. 山間部への使用に最適
2. 主成分はリチウムにシランを含有
3. コンクリート構造物劣化中性化抑制剤
4. コンクリート構造物 補修部の表面保護剤
5. 撥水作用あり
マサガードH
1. 新規・既設のコンクリート構造物の防湿・防水
2. 主成分はシラン
各製品比較一覧
名称 | マサガード | マサガード M | マサガード H | マサガード S |
---|---|---|---|---|
主成分 | リチウム | リチウムにシラン添加 ※配合はスーパーと異 なります。 |
シラン | リチウム、シラン 2液混合 ※配合はマサガードMと 異なります。 ※2液現場混合 |
性質 | 親水性 コンクリート内に深く浸透しコンクリート 内の遊離石灰と反応を行い不溶性の珪酸カルシウム の層を形成し改質します。 |
撥水性 マサガードMはマサガードの特性はそのままに、 シランを添加することにより撥水機能を付与し た次世代型コンクリート用浸透性含浸材です。 |
遮水性 コンクリート構造物へ深く浸透し、遮水効果による 防湿防水性能の復旧と向上。表面からの浸透汚染や 表面の汚染を軽減し、付着した汚れを落としやすく する仕上げ材です。 |
撥水性・遮水性 リチウムによる表面の緻密性とシランによる遮水効果 により、コンクリート内部への塩分や水分の侵入を 防ぎ、 塩害・凍害・中性化、ASR(アルカリ骨材反 応)からコンクリートを保護・改質します。 |
塗布可能材質 | コンクリート モルタル |
コンクリート モルタル |
コンクリート モルタル目地、石材 |
コンクリート モルタル |
主用途 | 凍結融解防止 ・寒冷地における構造物の維持、補修 ・床版防水の下地材 |
山間部における構造物の維持、補修 ・補修部への表面保護剤 ・水分の侵入抑制 |
コンクリート構造物等の遮水 ・目地モルタル、コンクリート構造物の防湿・防水 |
塩害対策 ・沿岸部のコンクリート構造物改質、 保護 |
施工タイミング | 脱型直後、補修時 | 初期強度発現後 補修時 |
補修時 | 初期強度発現後 補修時 |
上塗り塗装 | 可能 下地材、プライマーとして有用 |
上塗り不可 ※撥水作用がある為 |
上塗り不可 ※遮水作用がある為 |
上塗り不可 ※撥水・遮水作用がある為 |
内容量 | 1缶/18ℓ | 1缶/18ℓ | 1缶/5ℓ | A剤2ℓ B剤2ℓ 合計4ℓ ※A剤とB剤を使用前に必ず 攪拌して使用 |
塗布基準 | ||||
塗布方法 | 刷毛、ローラー、スプレー、 (刷毛またはローラーの使用を推奨) |
|||
標準使用量 | 新しいコンクリート構造物:7㎡/ℓ(0.10kg/㎡) 10年以上のコンクリート構造物:5㎡/ℓ(0.14kg/㎡) ※コンクリートの状態によって必要な塗布量が異 なります。飽和状態を確認して下さい。 |
3㎡/ℓ |
名称 | マサガード | マサガード M | マサガード H | マサガード S |
---|---|---|---|---|
主成分 | リチウム | リチウムにシラン添加 ※配合はスーパーと異なります。 | シラン | リチウム、シラン 2液混合 ※配合はマサガードMと異なります。 ※2液現場混合 |
性質 | 親水性 コンクリート内に深く浸透しコンクリート内の遊離石灰と反応を行い不溶性の珪酸カルシウムの層を形成し改質します。 |
撥水性 マサガードMはマサガードの特性はそのままに、シランを添加することにより撥水機能を付与した次世代型コンクリート用浸透性含浸材です。 |
遮水性 コンクリート構造物へ深く浸透し、遮水効果による防湿防水性能の復旧と向上。表面からの浸透汚染や表面の汚染を軽減し、付着した汚れを落としやすくする仕上げ材です。 |
撥水性・遮水性 リチウムによる表面の緻密性とシランによる遮水効果により、コンクリート内部への塩分や水分の侵入を防ぎ、塩害・凍害・中性化、ASR(アルカリ骨材反応)からコンクリートを保護・改質します。 |
塗布可能材質 | コンクリート モルタル |
コンクリート モルタル |
コンクリート モルタル目地、石材 |
コンクリート モルタル |
主用途 | 凍結融解防止 ・寒冷地における構造物の維持、補修 ・床版防水の下地材 |
山間部における構造物の維持、補修 ・補修部への表面保護剤 ・水分の侵入抑制 |
コンクリート構造物等の遮水 ・目地モルタル、コンクリート構造物の防湿・防水 |
塩害対策 ・沿岸部のコンクリート構造物改質、保護 |
施工タイミング | 脱型直後、補修時 | 初期強度発現後 補修時 |
補修時 | 初期強度発現後 補修時 |
上塗り塗装 | 可能 下地材、プライマーとして有用 |
上塗り不可 ※撥水作用がある為 |
上塗り不可 ※遮水作用がある為 |
上塗り不可 ※撥水・遮水作用がある為 |
内容量 | 1缶/18ℓ | 1缶/18ℓ | 1缶/5ℓ | A剤2ℓ B剤2ℓ 合計4ℓ ※A剤とB剤を使用前に必ず攪拌して使用 |
塗布基準 | ||||
塗布方法 | 刷毛、ローラー、スプレー、(刷毛またはローラーの使用を推奨) | |||
標準使用量 | 新しいコンクリート構造物:7㎡/ℓ(0.10kg/㎡) 10年以上のコンクリート構造物:5㎡/ℓ(0.14kg/㎡) ※コンクリートの状態によって必要な塗布量が異なります。飽和状態を確認して下さい。 |
5㎡/ℓ (0.22kg/㎡) |
5㎡/ℓ (0.21kg/㎡) |
マサガードは低粘度・低アルカリ
コンクリート中のカルシウム複合物とゆっくり反応できるため深く浸透し、完全な反応を行います。
● 化学反応
マサガードはコンクリート内の遊離石灰複合物と反応し、強く安定した不要性のシリケート構造を造ります。またマサガードはコンクリート表面化に網羅する毛細管状の水酸化カルシウムとも反応し、不溶性の生酸三石灰複合物となり水分の浸入を防ぎます。このような反応は表面化材の通常のプロセスですが、マサガードは他の製品と比較して均等に完全な反応を行います。
● コンクリートの癌
【ASR(Akal-Siica Reaclivity)・アルカリシリカ骨材反応】ASRは世界各地で問題とされ、専門家の間ではコンクリートの癌と言われています。高濃度のアルカリ骨材、シリカ骨材、水分がコンクリート内で出会うと、アルカリ骨材反応の条件がそろいます。ASRで生成されるゲルはコンクリート内で膨張を続け大小細微なクラックをコンクリート構造物に発生させます。リチウムイオンはこのゲルとも反応し膨張を抑止します。一方、ナトリウム、カリウムベースのシーラーはこのASRを加速する場合があります。リチウムはASRを唯一抑制、緩和する元素として知られています。
マサガードで処理されたコンクリート表面はリチウムイオンで満たされます。またリチウムとシランで覆われたシリケート複合物は水分の浸入も抑制します。